リサンドラは一般的にメイジとして分類されるが、スキル射程が全体的に短く、一般的なメイジとは異なる立ち回りを得意とする。
射程を引き換えに豊富なCCと自衛手段を持ち、味方ジャングラーとの連携プレイが強力なチャンピオン。
↓せっかちな人用のまとめ
| 時間帯 | 簡単な説明 |
| 序盤 | Qスキルでレーン維持+W、Eスキルでガンク合わせ |
| 中盤 | Rスキルで積極的にキャッチしてキル |
| 終盤 | Rスキル自身使用で疑似タンク |
序盤(ゲーム開始~Lv.5)
序盤のリサンドラが得意な行動は、以下の2つ。
①Qスキルを利用した、ウェーブクリアとハラス
②WスキルとEスキルを利用した、ガンク合わせ
基本的には①をメインに立ち回ることになる。というのも、リサンドラは基本的にダメージの出力が低めで、単独で敵チャンピオンを倒すのは容易ではないからだ。
ただ、Eスキルのブリンクやフラッシュで接近した後でのWスキルでのキャッチは序盤から強力で、味方のガンクに合わせる性能は最高級。
主に①の立ち回りで相手を消耗させておき、味方のガンクに合わせて②の立ち回りで敵を撃破する動きが理想。
①の立ち回りのキモとなるQスキルは、命中したミニオンやチャンピオンを起点に攻撃が拡散するため、ウェーブクリアに使いやすい反面、リサンドラを理解している敵にはかわされやすい欠点も持つ。
リサンドラはLv.6から本領を発揮できるため、この時間に戦果を挙げることを焦りすぎないように。
中盤(Lv.6以降~サイドレーンに出るまで)
Rスキルであるフローズングレイブが解禁されると、リサンドラの立ち回りは大きく強化される。
Rスキルは
①敵チャンピオンに使用することで強力なキャッチ
②自身に使用することで疑似的なタンク
という2つの使用方法がある。
中盤では敵チャンピオンの単独行動や少人数戦が多くあるため、特に①の使い方をすることが多い。
味方のジャングラーと一緒に行動し、Rスキルで凍らせた敵を2人で一気に倒す動きは、単純ながらとても強力。
リサンドラのパッシブスキルは敵を倒した際に強力な攻撃を自動で放つ効果であるため、一度敵を倒してしまえば続けての戦闘も有利に立ち回れる。一気に1人の敵を倒しきることを心がけよう。
この時間以降は相手のMIDレーナーだけでなく、味方ジャングラーと共に相手のジャングルに入り、相手のジャングラーも積極的に標的にしていこう。
終盤(中盤以降)
リサンドラはブリンクを始めとした自衛手段を多く持ち、サイドレーンの適性自体は低くないが、この時間までに自身が多くのキルを持っていない場合は火力が足らず、1対1では敵を倒しきれずに負けてしまうことが多い。
よって、基本的にはサイドのプッシュのみを行い、タワー破壊は積極的には狙わず味方と行動することを優先する。
上述のように、リサンドラは中盤では敵チャンピオンにRスキルを使用し凍らせ、キャッチすることを大きな役割としていたが、敵が4人や5人もいる終盤の戦闘で同じように立ち回ると、あっさり倒されてしまうため注意。
そのため終盤の集団戦では、敵チャンピオンではなく自身にRスキルを使用する機会が増えていく。
キャッチ性能では敵チャンピオン使用時に劣るが、自身に使用した場合も『自身無敵化+範囲スロウ+ダメージ+自己回復』とかなりてんこ盛りなスキルであり、敵後衛に飛び込み自身にRスキルを使用するだけでも、強力なエンゲージとなる。
とは言え無敵時間が終了すると無防備になってしまう上、リサンドラは素の耐久力がほぼないことは留意すべし。自身以外の味方に多くのダメージを出せるキャリーがおり、速攻で敵を倒すことができると認められる場合には、積極的にリサンドラ自身からエンゲージしていこう。
また、リサンドラはパッシブスキルがあるため、集団戦においては『自身が倒されず、味方が敵を倒しやすい状況を作る』ことが大切。
上述のように、敵後衛に飛び込み自身にRスキルを使用することで、スロウフィールドで敵前衛と後衛を分断しつつ、自身は無敵になりながら生き残ることができる。その間に味方が敵を倒してくれればリサンドラのパッシブスキルが発動し、強力な追撃を放つことができる。
終盤のリサンドラは、パッシブスキルによる攻撃が主火力であることを忘れずにいよう。
ビルド選択
ビルド選択では、以下が候補に上がる。
①マリグナンス
一手目におすすめ。リサンドラはRスキルが立ち回りのキモである上に、能動的なキャッチスキルとして機能するため、使用可能回数=アクションを起こせる回数となりやすい。
仕様可能場面が多いRスキルをより多く使用できることに加え、Rスキル自体の強化とも相性がいい。
②ゾーニャの砂時計
2手目、3手目におすすめ。Rスキル自身使用と合わせ、合計5秒間もの無敵時間を得ることができる。
また、繰り返しになるがパッシブスキルの仕様もあり、リサンドラは自身が生き残ることの恩恵が大きく、その点でも相性がいい。
特に前線が薄く、自身が最前線を張らないといけない試合や、物理ダメージを与えてくる相手が多い場合に優先度が上がる。ただ、自身で出すことができるダメージはいささか低めになる。
③ライアンドリーの仮面
2手目におすすめ。無難な火力増強と、多少の耐久アップに繋がる。
相手に堅固なチャンピオンが多い場合や、味方のダメージが不足しがちな時に積む。
地味ではあるが、タイマン性能、ハラス性能の強化も含めて堅実なビルド選択。
3手目、4手目以降には
多くのゴールドを持っているならラバドンデスキャップ
相手の魔法防御が厚いならヴォイドスタッフ
など、適宜汎用メイジが積むアイテムを選択していこう。
ロッドオブエイジスは筆者が試したことがない。相性的に悪くはないのかもしれないが、もし詳しい方がいらっしゃったら教えていただきたい。
ルーン選択
キーストーンとしては覇道の電撃か、魔道の秘儀の彗星のほぼ2択がオーソドックスとなっている。
またサブルーンに関しても、覇道と魔道でメインルーンに選択しなかった方を選択するパターンが多い。
ショートトレードでのバーストを重視するなら電撃を、Qスキルによるハラスを重視するなら秘儀の彗星を選択しよう。
その他のルーン内容で特に相性が良好なものは、
Rスキルのクールタイムをさらに加速できる至極の賞金首狩り
リサンドラが持つ豊富なCCと相性がいい追い打ち
などが真っ先に挙がるだろう。
おわりに
リサンドラはメイジでありながら射程が短く、その代わりに強力な行動妨害と自衛手段を持つ、少し変わったチャンピオンだ。しかしその独自性から、他のチャンピオンでは持ちづらい役割を多く果たすことができる。
この記事が、あなたがリサンドラで敵を凍てつかせ、サモナーズリフトを支配する一助となれば幸いだ。

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